京くみひも

伝統工芸士
結城和子氏
Kyo-Kumihimo
(Kumihimo(traditional Japanese silk braiding))
Certified Traditional Crafts Artisan
Ms. Kazuko Yuki
京くみひもは、絹糸をすべて手作業で組み上げており、優れた伸縮性と強靭な耐久性、そして「使用後そっと置いておけば組み上がり寸法に戻る」という特徴を持ち、見た目の美しさだけでなく実用性にも大変優れた技術です。
目数の多い細い紐を組み上げるには、歪みがでないよう熟練の繊細な手の感覚で緻密に製作されています。
京くみひもは、神社仏閣、武士の甲冑や下げ緒、茶道具、帯締めなど古くから様々な用途で使用されています。
格別の使用感をご体感ください。
結城和子氏は「女性が自宅で行う仕事ならば、火も水も使わず、大きな作業場を必要としない方がよい」というお父様の言葉に導かれ、1973年から「京くみひも」の道をひたむきに歩んでおられます。
瑞々しい感性とやさしく柔らかなまなざしをたずさえ、古き良きものを大切にしながらも、新しいものや人との出会いにも心を開き、柔軟に寄り添うそのお姿からは、ものづくりへの深い愛情が伝わってきます。
その在り方は、京くみひもの―緻密に組み上げられ、しなやかでありながらも強靭、繋ぎ結び束ねる役割―まさにそのもののように映ります。
人と人、そして時代の変化と伝統文化を結い次世代へと繋いでいく、伝統工芸の重要な担い手のお一人です。
- 1973年9月から大黒敏夫氏に師事
- そして3年後、1976年より安達くみひも館内に所属
- 1980年、東大寺昭和大納経に携わる
- 1991年、伝統工芸士 認定
- 同年、在籍15年移転に伴い独立。以後自営
- 日本伝統工芸士作品展 入選
- 日本染色作家展 入選
- きものステーション・京都において、体験講座を持つ
- 1994年より、卒業生を対象に自宅でも稽古を行う
- 2013年、京都府技術優秀者功労者表彰
- 2020年より、京都市勧業館みやこめっせMOCADギャラリーにて、異業種の仲間と「掌の会」を毎年1月に開催
- 2023年、瑞鳳単光章叙勲
